技の形 The form of Tokamachi works
十日町市博物館(新潟)/ 大地を包む 風土の技
2015
雪国に継がれてきた着物の卓越した「技」と「人」の展示。作品は、新しくデザインした「十日町雪花文様」と、十日町のきものに関わる作り手たちの「技」のコラボレーション。
十日町名産のきもの地を制作している作り手たちが、技の原点を見せるために、特別な手法を用いた作品を制作し、長年培ってきた細やかな技を表現した。
技と人(順不同):
1. 越後アンギン(越後アンギン伝承会)・・・苧麻などの植物繊維を細い縄や紐にし、特殊な機材を使い、編んだ布
2. 十日町辻が花(株式会社桐屋)・・・ 室町時代中期から江戸時代にかけて流行した、辻が花文様を染める布
3. 十日町絣(渡吉織物株式会社)・・・ 糸でくくりを作り、染め、糸に柄をつくり、織りながら柄を合わせて文様を描く布
4. 十日町明石縮(根啓織物株式会社)・・・播州明石から十日町に伝わったといわれる、とても薄い正絹夏織布
5. 十日町撚糸(株式会社高三商店)・・・布の基となる地風を決めるのは、繊維から績み、撚って作られる撚糸
6. 十日町型染(根茂織物株式会社)・・・型紙を使って染色し、模様をつける布